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2021年4月5日月曜日

九州チャレンジサイクルロードレース 宮﨑


こんにちは、3回生になりましたレース班宮﨑です。今回も長いですがお付き合い頂ければ幸いです。

4月4日に大分県日田市のオートポリスサーキットで行われました、九州チャレンジサイクルロードレースに参加してきました。
どうしても今年の全日本資格が欲しく、
西チャレをミスでパーにしてしまったので、全日本の為ならと思い、時間もお金もかなり掛かりましたが単独で遠征する事にしました。

レースは4.6kmのサーキットを15周の約70km、U23はエリートと混走の為、JCL、JPT勢からスパークル大分やシエルブルー鹿屋、VC福岡などが御一行で、弱虫ペダルサイクリングチーム、チーム右京相模原などが単騎で参戦していました。

午前から降り続いていた雨はレース開始時には多少ましにはなっていましたが、霧はどんどん酷くなってきていました。
防寒対策としてイナーメオイルのベリーホットを上からワセリンで蓋。腕や上半身にも塗ります。他の選手のブログなどを見てると寒くてどうしようも無かったという人が多数居ましたが、自分はレース中でも暖かいぐらいで効果は絶大でした。

ホイールはリアをマビックのコスミックカーボンSL UST(40ミリハイト)でフロントをTNIの60ミリハイトの手組みホイール。TNIはトラック用の部の備品ですが個人的にとても好きで高速レースはこれ一択、高いリム高の割には軽いので短い登りならこなせます。ただ横風が吹く時は絶対絶対使ってはいけません。死にます。

最近、界隈で話題の空気圧ですが
フロント チューブラー 22c(!)6bar
リア   チューブレスレディ 25c 5.2bar
にセットしました。体重は約59kgです。
フロントのタイヤ幅いつの時代やねんって感じで完全にトレンドに逆行してますがそれはさておき、
ウェットな路面でしたがこの設定でグリップ不足はまったく感じませんでした。コーナーでの減速量はかなり大きかったような気がします。

若干マニアックな前置きが長くなりましたが、ここからレースレポートです。

スタートして逃げが出来るまではこれといって大した出来事はありませんでした。ただ濃い霧のせいで視界はとても悪く、集団先頭は見えませんしそもそも次のコーナーが右か左かも分からないという状況です。
登りでアタックが繰り返されていましたが集団中程をキープ。中盤に差し掛かった6週目に前で割と大きな中切れが見えたので急いで前に上がると切れたところにいるのは、スパークルの沢田選手や右京の小山選手といったプロ選手達で「あれ?なんでこんなとこにこの人達おるんや?」と戸惑いました。しかも彼らは苦しそう。しかし前にはかなりの数の選手がいそう。「もしかして前に居るの逃げ?」それが判断できないほど霧で何も見えないのです。
いくべきか悩みました。もし行って自爆したら元も子もありませんし、そもそもいままで逃げたなんかありません。しかし、脚にはまだ余裕があるし、集団の選手達は皆苦しそう。これは行こうと腹を括って、落ち着いて踏んでいきホームストレートで集団にジョイン。人数が20人近く居たのでまだ逃げとは確信できず第二集団ぐらいかなとも思いましたが、モトがずっと付いているのでどうやらこれは逃げだなと確信。

人数は18人(多分)。メンバーは鹿屋体大が2人にスパークルも2人、シエルブルーが2人にVC福岡も2人と大人数勢がバランス良くいる事や、MTB XCOで通算12回も全日本選手権を制している山本幸平選手や弱虫ペダルの香山選手などの単騎有力勢も殆ど居る事で、この逃げは最後まで行くだろうと確信しました。と同時にこのメンツで最後まで残れるだろうかという不安に駆られていました。    

逃げの中でも登りやホームストレートの度にペースが上げられ、アタックが繰り返されますが殆どバラける事は無く周回数を消化。(途中で雨が目に入り、痛くて開けられなくなった時は焦りましたが…)自分も苦しかったですがペースアップには対応できたので、ラストが2周になった頃には全日本資格獲得を確信し、走りながら少しニヤついてしまいました。

最終周回に入る時には資格を取れた事に安堵し、もうこの集団ゴールでいいやという気持ちにもなっていました。しかし本当にそれで良いのか、逃げに居るのに勝ちを狙わんなんて甘い事言ってんじゃねえ!と思い直したのは良いものの普通にキツい。心折れそう。
恐らく皆、集団がバラけない事に焦って、まだ半周以上残っているのにアタックを乱発していました。自分は集団最後尾から対応するだけでしたが、これが思ったより温存出来ていたようで、最後の登りで何人か抜けている選手がいたのでそこを目掛けて後ろから思いっきり踏むと集団の半分くらい(多分)はパスしてゴール。

結果はU23で4位でした。

無事に全日本資格を獲得。
おまけとして賞状も貰えました。

しかしあと1人で表彰台の所を踏ん張れなかったのが自分の甘さだと思います。狙える場所にいながら勝利を諦めるような事を考えてしまったのですから。
単純に爆発力不足でもありますが、、

ともあれ全日本には出れるので精一杯頑張ろうと思います。
学連のインカレや個ロードも完走したいのはもちろんですが、1人で走るのは寂しいので早く誰か昇格して来て下さい笑

最後に、帰省中でサポートに来てくれた関学の三角くんが居てくれた事は精神的にかなり助けになりました。ありがとう!


2021年3月26日金曜日

凡人の大学生活(部活編)

どうも、こんにちは。
立つ鳥跡を濁さずとは言いますが、爪痕くらい残してもええやろと思い筆を取った次第です。はじめに、多少の自分語り、超噛み砕いた表現や口語で書くので、お見苦しい部分があると思われる事を断っておきます。
さて、この記事を一体何人が見ているのか?最近投稿が逓減していますね。私が替わりに謝っておきます。すみません。
そしてこの記事を読み始めてしまった貴方は時間があれば最後まで読んでください。多分5分くらいで読めます。
…っと書き始めたはいいものの特に大きなトピックスがあるわけでも、何か素晴らしいことを伝えるでもなく、書き始めたわけなんですが、この時期ですし先ずは新入生向け&自転車部に興味を持った人向けに書こうと思います。まず、筆者は誰やねんと、お思いのことでしょう。A.最近まで所属していた者です。所謂OBってやつです。経歴としては、高校まで自転車とは無縁の部活をしていて、大学から競技を始めた素人です。最終的にはインカレに出られるようになった程度の力量です。そんな私ですが、入部当初けっこう運動神経には自信があったので、正直そこそこ活躍できるやろと密かに思っていました。……まぁ「ここで思っていました。」って書いてあるってことは皆さんのお察しの通りです。いゃ〜上には上がいるもんです。何なら活躍どころか初めて出た試合では、走り切ることすら叶わなかったです。謎の自信は一瞬で打ち砕かれました。笑
おっと、話がそれました。まぁ何が言いたかと言うと、初心者とか運動が得意とか得意じゃないとか、関係ないなと大学4年間を通じて思います。ありがちな事しか言えないですけど、真面目にコツコツ練習したら誰でも'ある程度'は強くなれると思います。自分がそうでした。要はやる気次第です。だから、自転車競技をやろうか悩んでて、その理由が自信が無いとかだったら気にしなくて大丈夫です。やってるうちに自信は付いてきます。
そして次に、切っても切り離せないお金の話。………はい。…結構かかります。自分の場合、大学4年間で費やした額はおよそ100万は余裕で超えてます。内訳は、自転車本体とか消耗品の交換とか遠征費はとか様々です。もっと額が多い人も少ない人もいると思いますが、少なくとも数十万円はかかります。そんな自転車競技ですが、費用を全て自分で工面する場合、授業を受け、バイトをこなし、練習に励まなくてはいけません。そう、結構大変だと思います。大変度合いはそれぞれの本気度に依存します。授業は真面目に受けて、あるいは単位を取れる程度にうまくサボりながら、こなすのは当たり前として、問題はバイトと練習。練習の後のバイトとかマジでしんどかったです。それも練習を真面目にすればする程疲れる訳で、もはや寝ながらバイトしてました。…なっ訳あるかい!!…?
はい、ここで言いたいのはつまりバランスとスケジューリングです。言葉で言うのは簡単ですが、これが一番大事です。また、一回生の頃からちゃんと単位を取る事も、大学4年間を長いスパンで見た時のスケジューリングです。4回生の後期まで授業とか嫌でしょ?……えぇはい、頑張るのに遅いも早いも無いので、あんまり単位を取れてない人は今からでも頑張って下さい。
その上で、部活動含め他の活動に力を注いで下さい。こんなん言ったら怒られそうですが、ある意味大学は授業を如何に上手くこなして、他の活動をするかみたいな所があると思います。…あっ、もちろん授業はちゃんと受けて下さいよ?中には本当に面白いものもありますし、自分の教養になるものもありますよ。
そして練習について、これに関しては人によってやり方が様々で何が正解とかは無いので難しいです。自分に合った練習法を見つけて下さい。また、オススメは自分よりちょっと強い人と練習する事です。おしなべて言える事は、真面目に練習するという事です。また競技の性質上、練習量は個人の裁量によって大きく異なってきます。週4,5で練習する人もいれば週1の人もザラにいます。強くなりたいのであれば、私は週3以上の練習をオススメします。最後に、いっぱい先輩や同期を頼るといいです。大学生活が圧倒的イージーになります。新入生向け&自転車部に興味を持っている人向けにはこんなところです。……ちょいちょい現役生向けの内容も混じっていましたが気にしないで下さい。
次に現役生に向けて。大半が上で書いたような事に気をつけて大学生活を過ごしていれば問題ないと思います。アドバイスと言うかメッセージを強いて言うなら、自分に負けないように頑張って下さい。大体自分の一番の敵は自分です。すぐにサボろうとします。…………自分だけか??
はい。そして、今現在4回生の皆さんは就職活動に励んでおられる事でしょう。とっても大変ですよね。色々と評価が気になる時期だと思いますが、臆せず堂々としていたら案外何とかなると思います。陰ながら応援しています。頑張れ!

そろそろ駅に着くので終わります。
勢いで書いたので、所々おかしな文章になっていますがお許しください。
そして最後に、これから入部する人も今活動してる人も頑張れ!

以上、元凡人大学生でした。

2020年12月31日木曜日

堺浜クリテと一年の振り返り 宮﨑

 2回生宮﨑です。

 12月26日に行われました堺浜クリテリウムに参戦してきました。
結果は金太郎カップ8位、タイムトライアル9位でした。結果はそこそこでしたが走りの感触があまり良くなかったので冬の間に改善できたらと思います。

 堺浜の事はこれぐらいにして今年一年をざっと振り返ってみたいと思います。

 今年前半の主役はなんといっても緊急事態宣言。西チャレの中止によって今年の最大の目標としていた全日本選手権の出場資格獲得がならなかった事は結構痛かったです。
今年はプロアマを問わず、レースが無くなりモチベーションが、、といった話はよく聞かれましたが自分はその時期にちょうどオーバートレーニングのような症状が出ていました。一番顕著だった症状は睡眠障害で布団に入ってからも2時間ぐらいは寝付けないといった期間が2週間ほどありました。コロナの自粛期間というのはこういった状態から抜け出す為にも自分にとってはとても好都合でしたので特にモチベーションが、、といった事はなく、むしろ再開後に向けた準備の期間として有効活用できました。レースに追われる事なく時間をかけてポジションを見直して、ローラーで効率的なトレーニング(コロナ禍において導入したズイフトが随分役立ちました。)を出来た事は再開後にプラスに働きました。

 再開後の初レースは7月のROFというクリテリウムでした。非常に小規模なレースですので完全な指針にはなりませんが決して調子は悪くない事は感じていまし久しぶりのレースはやはりとても楽しかったです。
 続いて出場したのは学連の個人ロードです。これはレースの2日前まで免許合宿に行っていたのであっけなく予選落ち。これは当然の結果だったと思います。
 一か月後のインカレロードはとにかくvo2maxをやりまくって望み、結果は6周DNFではありましたが前年のインカレとは全く違う感触で多少は成長を感じる事ができました。しかし天候が悪かったとはいえ、思ったよりもはやくレースを降ろされてしまったのは悔しいところです。
 そして今季最高の結果を残せた学連のRCSおんたけ。平坦のTTはチェーン落ちで下から5番目でしたが、ヒルクライムは総合10位、C2で5位。コロナで表彰対象が減らされていなければ入賞できた順位でした。これには自分でも驚きました。
そして堺浜クリテは先に書いた通りです。

 昨年に比べると少しずつですが走りは成長できたかなと思っています。来年こそは全日本出場とインカレ完走を果たすべく練習を重ねていきたいと思います。また長崎さんが卒業、吉岡さんも学連を走らないのでC2以上の選手は自分だけになってしまいました。C2の選手を1人でも増やすべく自分にもできる事をしていこうと思います。
 また今年一年お世話になった石井監督、マネージャーさん、一緒に練習してくれた部員や関学練メンバーを始めとする他大の皆さん、関わってくださって全ての方々、本当にありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。

               宮﨑健太